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文部大臣
大会名誉顧問 奥田幹生

祝辞

第三十一回全日本少年剣道錬成大会及び第二十一回全日本選抜少年剣道個人錬成大会が開催されるに当たり、一言お祝いの言葉を申し上げます。
全国各地の厳しい予選を勝ち抜き、晴れの代表になられた皆さん、誠におめでとうございます。この栄誉は、皆さんが大きな目標に向かって努力を積み重ねた成果であるとともに、指導者の方々の熱心な指導によるものであります。
さて、少年期のスポーツ活動は、心身の健全な発達はもとより、仲間との連帯や協調性を育み、一生を通じてスポーツに親しむ能力や態度を育てる上で、大きな役割を果たしております。
とりわけ、我が国が世界に誇る伝統文化として愛好されている剣道は、心身を錬磨し、人格を高めるスポーツとして、その価値が高く評価されております。
文部省といたしましても、少年スポーツの振興に力を入れるとともに、学校教育における武道指導の充実に努めているところであります。
こうした中で、若き全国の少年・少女の剣士の皆さんが、日ごろ鍛えた心と技を披露される本大会は、誠に意義深いものであります。
少年・少女の剣士の皆さん、どうか日ごろ鍛えた心と技を十分に発揮されるとともに、全国の仲間と大いに交流の輪を広げてください。そして、今後とも剣道を通じて、明るくたくましい人問に成長されることを期待いたします。
終わりに、本大会の開催に当たり御尽力された財団法人全日本剣道道場連盟をはじめ、関係者の皆様方に対して心から敬意を表しますとともに、本大会の御成功とますますの御発展を祈念して祝辞といたします。

 

 

 

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